こんにちは。まだロサンゼルス臭を引きずっている矢野沙織です。
ベニスビーチで出会った楽しい様子を余すことなくお伝え致します。

彼、八歳だそうです。
既に自らをミスターエアブッシュと騙るその正々堂々ぶり。まじうける。
それがまた巧いんです。ベイシックなブロックスタイルはもちろん、自分がすっぽり入ってしまうような大きな円や真っ直ぐなストライプをスプレーで一筆で描き上げてしまうのです。
あまりよく見えませんが彼の後ろに写っているのは彼の作品です。
彼から聞いた話では、このウォールは誰でも自由にグラフィティを描くことができるので、ものの30分で壁全面に描いてあった絵が代わるそうです。
ここに愛の告白文を描いてその上に返事をする、なんて流行りもあるらしいです。彼はそれを試したかどうかは教えてくれませんでした。
それから彼は私のあまりに無防備な手荷物について、激怒していました。しかも数回。
「盗んで下さいと言っているようなものだよ。本当に仕方ないなあ。正気かよ。」と。
10以上も年下の人間に正論をもって本気で激怒されるのはなかなか感慨深いもので、流石の私もかなり反省しました。
皆さんも訪れる機会がある時はご注意を。
ベニスの辺りはやはり未だにスケーターのメッカでした。
その昔なガイマリアーノ、ジェイクラップ…エレメントやチョコレート派の大スターを産出したのもこのカリフォルニアの土地であることが頷けました。
んなこと言ってみる私がスケートできるのか、って出来るわけもない。なんとも嫌な丘スケーターです。
ついでに彼の妹。

彼女を泣き止ませるにはスプレー缶を渡すのが一番だ、とか。
やはり土着の産物には敵いませんね、と日本人ジャズマンが言ってみるのは少し悲しいですが、ジャズはともかく少なくとも彼らについてはそう感じました。
それではまた次回。
矢野沙織