休養に際しまして  [矢野沙織]

皆様

この度は公演中止を頂いてしまい大変申し訳ございませんでした。

演奏を楽しみにしていて下さった方々には、どうお詫びを申し上げても足りぬ思いでおります。
どうかまた耳を傾けて頂ける様、試行錯誤の日々を送っております。




福島第一原発が3月12日にはメルトダウンをし、タービン建屋よろしく日本を囲んでいた建屋も吹っ飛びました。
それからひと月程、屋根が吹っ飛んだ日本を連日見ていたら、ある日私は大変な混乱を起こしました。
放射能が怖くて、
正確に言うと、それを取り巻く作られた化け物達のせいで10年先もとい2年先が見える様で恐ろしくて大変に混乱致しました。

「これでは私はきっと立ちどころに頭が狂って無駄に過激な活動家みたいになっちゃうぞ。」
と感じた為に、
5月から沖縄へ移住致しました。

私は東京生まれ東京育ちで、

「私は綺麗な服も靴も沢山持っているから荷物が多くて大変だ。」
と、ずっと思い込んでいましたが、そんなこんなで根こそぎ越さなければならなくなりフとまとまった荷物を振り返ると、キンピカしていたのは一体何だったのか、それらはビックリするほどこぢんまりとした物でした。
同時に
「なんだ、私自体何も持っていなかったのか。
それにしては24年間の東京ライフ随分贅沢だったなあ。
果ては夢か幻か、なんつってーなんつってー。あはは。」
などと思おうとしたものでした。


そして沖縄へ来て落ち着いて自らの神経と向き合ってみると、あの愚鈍な私が軽い精神病にかかっていました。
これにはまたビックリ。
こちらは大丈夫です。
お陰様で日々良くなっております。

放射能恐怖で精神病になっていきなり沖縄に越す人、というのもまた極端な人間でしょうからまた説得力も無いのですが、私には沖縄に越す事でしか価値観に辻褄が合わせられなくて、の事です。

大変お恥ずかしながら、私は若い時から夢みがちで現を顧みることなく、好き勝手に親を泣かせてビバップをやっていましたから、所謂底学歴な上この性質のせいで学もございません。

だから私が勘違い神経質の頭パッカーン馬鹿女で、本当にテレビが言うことが真実で何事も無いなら万々歳なんです。

私のこれから発信してゆく事が事実と異なり「フウヒョウ」にあたるときは、喜んで謝りましょう。
理由は「本当に大丈夫なら超嬉しい。」から。
最初にそれを約束した上で発言してゆきます。

ただ私が知っている事なんて、別にテレビ(ここでは、『もう既に何京ベクレル漏れてるよ』等のニュースを指します。)やちょっとしたインターネットの記事レベルです。
それでもテレビやネットを引っ掻く程度で出てくる情報というのは、実際私を恐怖させ沖縄に移住させるには充分な内容でした。

まだ反原発の有名な先生が色々な情報を発していてそれを誰でも見られるので、そちらを参考にするべきで私が何だかんだ言えることではないですが、ひとつ確実に言える事は、
まず核自体が神の領域であって、それらの弊害は未だに理由も大して解らず全てのらせんを分断するんです。
この時点で、これは絶対に自然災害ではないのです。

何度も言いますが、私の考えが勘違いなら素晴らしいんです。
そうあって欲しいと毎日願っています。



それとは別に、
今日実は演奏復帰のお話ができます。
早速、ライブ日時会場は、
9月1日:カフェ・クレール
(私が14才の時、初めてライブをしたお店です。)

が決まりました。
随時スケジュールに上げていきますので、たまに見てみて下さい。

放射能恐怖は正義だとは思いつつも正直本当に、ライブをキャンセルして沖縄に越すなんて、
「一生休んでていいよ。」
と言われると思っておりましたが、また演奏の場を与えて下さった事に大変感謝しております。

皆々様
もしお時間が許せば、是非演奏会にお越し下さいませ。
精進致します。


では、
最後になりましたが、改めまして
この度は多大なご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。

私は元気です。

また皆様にお会いするのを楽しみにしております。


矢野沙織
2011年07月01日00:18 | Comment(25)